梅雨の時期にも家やお庭を彩りたい!そんな方にぴったりの紫陽花。
雨に打たれても花が散りにくいので、梅雨時期の目の保養になります♪
今回は初心者の方でも簡単に出来る紫陽花の挿し木での増やし方をご紹介します!
紫陽花を増やすなら挿し木が簡単!
紫陽花は生命力の強い植物なので、初心者の方でも育てやすい花木です。^^
強剪定(太い枝や多くの枝や葉を切り落とす剪定方法)は花木自体へのストレス大がきい剪定方法ですが、
それでもすくすくと育ってくれるたくましさを持っています。
元々日本原産の紫陽花は日本の気候や土壌にもあっているといえますね。
筆者は他の植物で挿し木を何回か失敗したことがあるのですが、紫陽花はすくすくと育ってくれていますよ!
紫陽花を挿し木で増やしてみて良かったこと
①挿し木が簡単で増やしやすい!更に失敗しにくい
ですので、初心者にも優しい花木です。
何より「失敗したからまたお店に買いに行こうかな・・・」という心配が少ないこと。
②紫陽花をの株を増やすと咲いた時の可愛さアップで楽しい!
一株でも十分可愛いのですが、花が並んで咲いている光景に心が「ほッ」と癒されます。
③ご近所さんや友人との交流になる
花好きの周りには花好きが集まるのか、紫陽花を育てたいという方も結構いらっしゃるので
こちらは紫陽花をあげたり、あちらからも色々お花やハーブを頂いたりと良い循環の輪が生まれる感じがします^^
紫陽花の挿し木に適した時期はいつ?
紫陽花の挿し木に適した時期は、花が咲き終わった後の5月後半~7月頃です。
開花後はちょうど剪定の時期でもあるので、剪定した枝を挿し木にすると一石二鳥です♪
挿し木に適した時期について調べてみると時期に多少幅はありますが、
地域により開花時期も多少ずれたりすると思うので、そこまで厳密でなくても大丈夫です。
「開花後、剪定と一緒に挿し木」と覚えておくとよいですね!
紫陽花の挿し木で必要な道具
紫陽花の挿し木に使うものは
剪定ハサミ |
剪定した紫陽花の枝 |
コップ(orペットボトルの口を切ったもの) ⇒剪定した紫陽花を水につけておく為 |
育苗ポット(小さい鉢やプランターでも良い) |
土 ⇒挿し木には、無菌で通気性・保水性がともに高い鹿沼土(かぬまつち)がよく使用される |
割りばし等棒状のもの ⇒挿し穂を挿す穴を作るため |
じょうろ |
発根促進剤 ⇒(なくてもOK。心配な方は使用してください。) |
紫陽花の挿し木のやり方
それではさっそく手順を見ていきましょう!
挿し穂を作る
挿し木をする為の「挿し穂」を作っていきましょう!
①剪定した枝を2~3節ずつに切り分ける。
剪定した枝を切り分けていきます。
一番上部(花部分)は使用しないので切り落として、
そこから2~3節ずつに切ってください。(節ごとに葉が付いているので分かりやすいです)
2-3本位に切り分けられます。
☆補足☆ 花がついた枝を切った場合、水に浮かべたり活けたりすると可愛いです^^ また、紫陽花を使ったおまじないを行うのも良いですね♪ 気になる方はこちらを参考にしてみてください。 ~紫陽花のおまじないで金運アップ!作り方から捨て方まで解説~ |
②切り分けた枝の上の葉以外を取る
上の葉っぱだけを残して、付いている葉を全て取ります。
そして残った上の葉は、水分の蒸発を防ぐ為に半分にカットします。
③枝の切り口をカットする
挿し木する枝の下を斜めにカットします。
そうすると断面が広がるので、より水分等必要な物を吸い上げられるようになります。
④挿し穂を水につける(水揚げ)
1時間以上水につけておきましょう。コップやペットボトル等、なんでも良いですよ!
⑤挿し床を用意する
水揚げしている間に挿し床を用意していきます。
用意した育苗ポットや小さめの鉢に用意した土を入れ、水をたっぷりとかけておきます。
そして、割りばしなどで挿し穂を挿す穴をあけます。
☆補足☆ 挿し床に使用するポットや鉢は少し大きめにし、そこにまとめて挿しても大丈夫です。 筆者は挿し木する時は1本ずつではなく、まとめてプランター等に挿しています。 |
⑥挿し穂を穴にさしていく
しっかり浸水させたら穴に挿し穂をさしていきます。
挿し穂の下の葉が付いていた節あたりまで土が被さる様にすると良いです。
葉と葉がぶつからない位の間隔で挿して行ってください。
植え替え(鉢上げ)
大体1か月~遅くても3か月程で発根してきますが
様子を見ながら根付いてきたと感じたら植え替えましょう。
市販の培養土や紫陽花専用の土もあるので、お好きな土を使用してください。
紫陽花の挿し木後の管理方法
・紫陽花の挿し木後3日間は特に、乾燥しない様に水やりをしてください。
その後は様子を見ながら土が乾いていたら適宜水やりをしましょう。
・紫陽花は水を好む植物なので水切れは苦手です。
紫陽花の挿し木後2-3日は日陰で管理しその後、明るい日陰に移動してあげてください。
・直射日光や強雨が当たるところ避けて下ください、
・挿し木したばかりの時期に肥料は与えません。
消化器が発達していない赤ちゃんの様なイメージです。根が張って大きくなってきたら与えましょう。
水栽培で発根させるやり方
筆者の実家でもやっている方法です。挿し穂を準備する所までの流れは一緒で、
そのあとに水につけておくだけです。根が十分に出てきたら鉢に植え変えてあげましょう!
※なるべく水は毎日取り換えてあげると良いです。
(が、忙しければ無理のない範囲で定期的に変えてあげてください!)
〈発根後〉鉢植えで育てる場合
紫陽花の挿し木後に鉢植えで育てたい方は
発根後、株より少し大きめの鉢に土をたっぷりと入れた鉢に植え替えてください。
その後、株の様子を見ながら2年に1度くらいのペースで一回り大きな鉢に植え替える様にして行きましょう。
〈発根後〉地植えで育てる場合
紫陽花の挿し木後に地植えで育てて行きたい方は、
株が成長するのを待ってから地植えにしましょう。
(根が張って株を大きくしてから植え替えた方が成功率が上がります。)
挿し木した枝が発根したら、鉢植えの時と同じく株より大きめの鉢に植え替えます。
(数株をまとめて1つのプランター等に移し替えてOK)
1年ほど様子を見て、してしっかりと紫陽花が育ってきたらいよいよ地面に移し替えましょう!
☆植え替えの仕方や土について詳しく知りたい方はこちらをどうぞ!☆ ~紫陽花の植え替え方法|適切な時期や土について!上手に育てるコツを解説~ |
紫陽花の挿し木の失敗例
紫陽花の挿し木に失敗した方の一例として、
・鉢上げ後、株が十分に育つ前に地植えにしたらいつのまにか無くなっていた
・水分が好きな紫陽花にとっても、
暑すぎる時期や寒さの厳しい時期の作業はストレスが大きく成功率に影響してくるそう。
・挿し穂が短すぎて失敗した
等があります。
ではどうしたら良いのか、失敗しないためのコツを見て行きましょう!
紫陽花の挿し木で失敗しないためのコツ
・しっかり根が張ってきて安定するまでは乾燥させないこと
・しっかり根が張ってきて安定してから地植えにする
・元気で勢いのありそうな枝を使用すること
・雨や曇りの日に作業すること
・ちゃんと根付くまでは直射日光や長雨に直接あたらない、明るい日陰や日向に置くこと
・元気な枝を選ぶことなどです^^
☆見分け方の目安としては【枝が緑で太く葉が元気だったり、脇芽が大きめのもの】になります
☆補足☆利益目的での販売はは禁止されているそうなので注意してくださいね! 筆者の実家でも紫陽花を育てていて毎年剪定していますが、その際は挿し木で増やしたり人にあげたりしています^^ |
まとめ
紫陽花は元々強い花木なので、やってみると思ったより簡単だった!という方も多いはず。
初心者の方もトライしやすい花なので、ぜに挑戦されてみてください!
自分で初めから育てたお花たちはより一層可愛く思えたりもしますよね。
あなたの幸せな癒し空間をつくっちゃってください^^
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