【アジサイ】コンペイトウの育て方|鉢や庭で綺麗に咲かせるポイント!

見た目も名前も可愛いあじさい、コンペイトウの育て方をご紹介していきます^^

コンペイトウの特徴

コンペイトウは加茂花菖蒲園(かもはなしょうぶえん)で品種改良されたガクアジサイで、紫式部という品種と八重咲き紫陽花との交配種です。

周りが白く縁どられ、中の色は青やピンクがあり中心にかけてのグラデーションが見ていて飽きない綺麗さです。ガクも大きめ・八重咲きなので華やかな印象の紫陽花です。

濃い青色もあり、花が好きな男性へのプレゼントとしても人気のアジサイです。

開花時期 6月-7月
高さ 約30㎝-1.5m
装飾花 八重咲き
花色 ピンク・青・紫
耐暑性 あり
耐寒性 あり

コンペイトウに適した栽培環境

お日様を好みますので、日当たりの良い場所で育ててあげてください。

日陰でも大丈夫な植物ですが、日光に当てた方が花付きや生育が良くなります。
花色も綺麗に出やすいです。

太陽は好きですが、強すぎる日差しは苦手です。
午前中は日が当たり、午後は木漏れ日か日陰になる様な半日陰の場所が栽培に向いています

水切れや乾燥も苦手ですので
夏はなるべく水切れを起こさないようにし、
冬は乾燥した風の当たらない場所で管理してあげてください。

【コンペイトウ】鉢植えでの育て方

コンペイトウの育て方です。
鉢植えの場合・庭植えの場合に分けて解説しています^^

おすすめの鉢と鉢のサイズ

園芸店などで購入してきた紫陽花は開花後に植え替えを行いますが、
その際に使用する鉢は何が良いか迷っている方は参考にされてください!

おすすめの鉢

おススメの鉢は「駄温鉢」です。

理由は
プラスチック鉢
通気性があまり良くないので根が呼吸しにくく、
水をやりすぎて溜まってしまうと根腐れの可能性があり

素焼きの鉢
通気性がとても良いので、紫陽花にとっては乾燥しすぎる

のでプラスチック鉢より通気性が良く素焼き鉢より保水性のある駄温鉢がおすすめになります。

とはいえ、プラスチック鉢でも素焼きや化粧鉢でも
綺麗に咲かせている方も沢山居ますので、気にしすぎないでくださいね^^

基本的にはご自身の使い慣れた土でOKですが、
なるべく水持ち・水はけの良い土で育てた方が紫陽花にとって過ごしやすいです。

以下おすすめの配合になります。

「赤玉土小粒:腐葉土=7:3」、もしくは

「赤玉土小粒:腐葉土=5:5」
(より保水性が高まる)

花色を青・ピンクにしたい場合の配合

地域で多少差はありますが、日本の土壌は弱酸性~アルカリ性なので
そのまま育てると青色系の花が咲きます

好きな色にしたいという場合は、土の配合を変えましょう。
鉢植えの場合は地植えに比べて好みの色を出しやすいです^^

《花を青くする》⇒酸性の土を使用する
「赤玉土小粒:ピートモス(酸度無調整):パーミキュライト=4:4:2」

《花色をピンク・赤系にする》⇒中性から弱アルカリ性の土を使用する
「赤玉土小粒:腐葉土:パーミキュライト=4:4:2」

その他、ホームセンターや園芸店に紫陽花専用の培養土や、
咲かせたい花色に合わせてすでに配合された土も販売されています。

水やり

鉢植えの場合は
土が乾いていたら適宜たっぷりとお水をあげましょう。
水受けの皿をしている場合、皿に水は溜めないようにしましょう。

また、雨が降った際は基本水やりをしないですが
葉が重なって雨が鉢内に入らない事もありますので、確認してあげてください^^

肥料

開花後エネルギーを補給する役目のあるお礼肥

には、春に動き出す為のエネルギーを補ってあげる寒肥を施します。

《お礼肥》・・・開花後に施す。

固形肥料(発酵油粕)や緩効性肥料を施します。
5号鉢1回5-6gずつを2-3回に分けて、
6号鉢1回10gを2-3回ずつに分けてが目安になります。

《寒肥》・・・12月下旬から2月上旬までに施す。(有機肥料)

2-3年目のアジサイには油粕などの窒素肥料のみ
4年目以降のアジサイには「油粕:骨粉=7:3」の割合で配合したもの
5号鉢5-6g6号鉢10gが目安になります。
※鉢はスペースも小さいので1回5-6g・10gの量ずつを2-3回に分けて施します。

それぞれ鉢の縁に置いてください。

花色を青・ピンクにしたい場合の肥料

好きな色にしたいという場合は、下記を参考にされてください。

《花を青くする》⇒カリ分が多くリン酸が少ない肥料を使用する
油粕だけの完熟肥料など
《花色をピンク・赤系にする》⇒窒素分とリン酸の多い肥料を使用する
発酵油粕の固形肥料など(骨粉や魚粉を混ぜたもの)

鉢の置き場所

半日以上は日光の当たる場所が好ましいです。

強すぎる日差しや西日は避け、
午前中以降は日陰(もしくは明るい日陰)や木漏れ日の当たる場所に置いてあげましょう。

コンペイトウの剪定時期と方法

剪定時期

花が咲き終わったら剪定します。6月~7月頃(遅くとも8月上旬まで)に剪定してください。

剪定方法

基本は花下2-3節目の少し上を切ります。
今年花がつかなかった枝は、来年に咲きますので残します。

株の高さや形をどういう風にしたいか(ドーム状にしたいなど)などイメージして切っていくと良いです。

大きくなりすぎたコンペイトウを小さくしたい場合強剪定を行います。

剪定の種類や方法についても詳しく書いています。

☆~【紫陽花の剪定方法】いつどこを切る?|切る場所や適切な剪定時期がポイント!~☆

コンペイトウの植え替え時期と方法

植え替え時期

今年購入したコンペイトウは開花後の6月-7月に植え替えて下さい。

2年目以降の株11月~3月上旬に行います。(1~2年に一度)

植え替え方法

紫陽花を剪定します。(今年購入した紫陽花の場合)
一回り大きな鉢を用意し、鉢の中に土を1/4程入れておきます。
(素焼きや駄温鉢の場合鉢底ネットは不要)
コンペイトウを鉢から抜き、
根を傷めないように土を少し落とし、鉢底の痛んだ根は切ります。
コンペイトウを新しい鉢の真ん中に置き、その周りに土を入れていきます。
根鉢の周りに土が隙間が無くなるように
割りばしなど棒状のもので土をしっかりと入れ込むのがコツです。
鉢底から水が出る位たっぷりとお水をあげてください。
マルチング剤を敷く
必須ではありませんが、マルチングしてあげると水分の蒸発を防いでくれます。

より詳しい植え替え方法を知りたい方はこちらをご覧ください^^

~☆紫陽花の植え替え方法|適切な時期や土について!上手に育てるコツを解説☆~

冬越し

雪の積もる地域では、まれに折れる可能性もあるので、
雪が積もらない様な場所で管理してあげてください。

寒冷紗などで雪除けしてあげるのも良いかと思います。

乾燥した風が当たる場合は、芽が傷んで枯れてしまう場合もあるので
軒下などの寒風が当たらない場所に鉢を移動してください。

【コンペイトウ】地植えでの育て方

紫陽花は水持ち・水はけの良い土を好むので
そのような土壌に整えてあげましょう。

庭土の様子を見て調整してあげてください。

「赤玉土小粒:庭土:腐葉土=4:3:3」

もしくは
「赤玉土小粒:腐葉土=5:5」
↑は、の割合で配合し、植え付けの際に庭土が混ざると思うので一緒に混ぜて下さい。

ホームセンターや園芸店に紫陽花専用の培養土や
ピンクや青を咲かせる為の土が、すでに配合された状態で売っているのでそちらでもOKです。

花色を青系・ピンク系の好きな色にしたい場合

《花を青くする》⇒酸性の土を使用する
「赤玉土小粒:ピートモス(酸度無調整):パーミキュライト=4:4:2」
《花色をピンク・赤系にする》⇒中性から弱アルカリ性の土を使用する
「赤玉土小粒:腐葉土:パーミキュライト=4:4:2」

日本は雨が多いので、土壌が酸性に傾きやすくピンク系にしたい方にとっては
中々思うような色にならない事もあります。
そのような場合は、紅花用の肥料や苦土石灰などを使用されると良いかと思います。

《施し方》
肥料・苦土石灰を萌芽前、開花時期(5月頃)に一株当たり一握りずつ施してください。
※必ず様子を見ながら施してください。アルカリ性が強くなりすぎると酸性に戻しにくくなります。

水やり

根ずくまでは様子を見ながら水やりしてください。
根付いていれば、雨のみで大丈夫です。

アジサイは水が足りないと葉っぱが下を向いてくるので、
そうなっていたら早めにたっぷりとお水をあげてください。

肥料

お礼肥と寒肥を施します。

お礼肥開花後にエネルギーを補給する役目
寒肥冬の間に、春に動き出す為のエネルギーを補う役目

《お礼肥》・・・開花後に施す。

固形肥料(発酵油粕)や緩効性肥料を施します。
肥料の量は、約50gです。

《寒肥》・・・12月下旬から2月上旬までに施す。(有機肥料)

2-3年目のアジサイには油粕などの窒素肥料のみ
4年目以降のアジサイには「油粕:骨粉=7:3」の割合で配合したもの
約100gが目安になります。

植え付け場所

地植えは鉢植えと違い、一度植えると移動できないので
植え付ける前に以下の条件に合ってるか確認しましょう!

《なるべく避けた方が良い場所》
強い日差しが1日中当たる場所や西日の当たる場所
⇒葉焼けや乾燥の原因になります。
風通しが良すぎたり乾燥しやすい場所
《良い場所》
午前中は日をたっぷりと浴びれて、午後は日差しが和らぐ場所が良いです。(木漏れ日か明るい日陰になるようなところなど(日陰でもOK)

植え付け方法

鉢から庭に植え付ける場合は以下の手順で行います。

紫陽花を剪定します。(今年購入した紫陽花の場合)

~☆より詳しい剪定方法はこちら!☆~

鉢より大きな穴を掘ります。
用意しておいた土を入れ、庭土と混ぜ合わせ、
根鉢がすっぽり入る大きさに穴を調節します。
コンペイトウを鉢から出し、
根を傷めないように土を少し落とします。鉢底の痛んだ根は切ります。
⑤掘った穴にコンペイトウを置き、株本までしっかりと土を被せます。
たっぷりとお水を上げてください。
土を固定する
風でぐらつかない程度に上から踏み固めます。
マルチング剤を敷く
必須ではありませんが、マルチングしてあげると水分の蒸発を防いでくれます。
(腐葉土やもみ殻、バークチップなど)

より詳しい植え替え方法を知りたい方はこちらをご覧ください

~☆紫陽花の植え替え方法|適切な時期や土について!上手に育てるコツを解説☆~

冬越し

耐寒性はありますが、

雪の積もる地域や、乾燥した風が当たる場所では
寒冷紗などで雪や乾燥から守ってあげてください。

コンペイトウの増やし方

種からも育てられますが、頂いた紫陽花や
自分で育てている紫陽花を挿し木で増やす方法が主です。

挿し木の適期

花後の5月下旬から7月です。

挿し木の方法

分かりやすい説明はこちら!詳しい挿し木の方法を図入りで解説しています。↓↓

~☆紫陽花の挿し木|初心者でも簡単に出来る!増やし方から失敗例まで☆~
剪定した枝を2~3節ずつに切り分けます。
⇒一番上の花部分は使用しないので切り落とし、そこから2-3節ずつに切ります。
切り分けた枝の上の葉以外を取る
⇒上の葉っぱのみ残して、他ついている葉っぱは全て取ります。
残った上の葉も半分にカットします。(水分の蒸発を防ぐため)
枝の切り口を斜めにカットします。
挿し穂を水につけます。(水揚げする)
育苗ポットや鉢に土を入れ、水をたっぷりとかけておきます。
割り箸などで枝を挿す穴をあける
枝をさしていく
根付いてきたら植え替えましょう。
⇒約1か月~3か月程度で発根してきます!

コンペイトウの花言葉

忍耐強い愛情

可愛らしい見た目なのに芯がある感じがしますね^^贈り物にも人気です。

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☆【紫陽花の花言葉】種類別一覧表|怖いだけでなく良い意味も沢山!知って楽しむ紫陽花の魅力

まとめ


見た目も華やかで可愛らしいコンペイトウ!育てやすい品種でもありますので、

この機会にぜひ育ててみてください^^

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