【アジサイ】ダンスパーティーの育て方｜地植えや挿し木の方法も解説

ダンスパーティーの育て方の方法をご紹介していきます＾＾

ダンスパーティーの特徴

ダンスパーティーは日本のガクアジサイと西洋の園芸種を掛け合わせて作られた、
ガクアジサイの中でも人気のある品種です。八重咲きの装飾花が揺れて踊っているように見える事からその名がつけられています。

1つの花のかたまりに装飾花が10-20輪程咲くので、見た目も華やかでボリュームがあります。

開花時期	6月-7月
高さ	約30㎝-1.5m
装飾花	八重咲き
花色	ピンク・青・紫
耐暑性	あり
耐寒性	あり

ダンスパーティーに適した栽培環境

紫陽花はお日様を好みますが、強すぎる日差しは苦手です。
午前中は日が当たり、午後は木漏れ日か日陰になる場所が栽培に向いています。

日陰でも大丈夫な植物ですが、花を毎年楽しみたいのであれば、
日陰で育てるよりも、日光に当てた方が花付きもよくなります。

ダンスパーティーも同じく、お日様の当たる場所で育てて下さい。

特にダンスパーティーは、枝が他より少し徒長しやすいので
日当たりの良い場所で管理してると良いです。

また、乾燥（暑さ寒さによる）も苦手です。

夏はなるべく水切れを起こさないようにし、
冬は乾燥した風に当てないようにして株や花芽を守ってあげてください＾＾

【ダンスパーティー】鉢植えでの育て方

ダンスパーティーの育て方です。
鉢植えと庭植えの場合に分けて書きます＾＾

おすすめの鉢と鉢のサイズ

基本的に家にあるお好きな鉢でOKですが、
植え替え時の鉢は何が良いか迷っている方は参考にされてください！

おすすめの鉢

おススメの鉢は「駄温鉢」です。

紫陽花は水を好む性質のため水切れに弱く、乾燥も得意ではありません。

ダンスパーティーは花付きも多く、水切れを起こしやすいので
プラスチック鉢より通気性が良く素焼き鉢より保水性のある駄温鉢がおすすめになります。

プラスチック鉢は空気が出入りしにくく、
水をやりすぎて溜まってしまうと根腐れの可能性があり

素焼きの鉢は通気性がとても良いので、
土がすぐに乾いてしまうと乾燥が苦手な紫陽花には少し辛いかも

という理由ですが、

実際にプラスチック鉢でも素焼きや化粧鉢でも
上手に育てていらっしゃる方も沢山居ますので、気にしすぎないでくださいね＾＾

鉢のサイズ

ガクアジサイのダンスパーティーは、花付きも多く葉からの水分蒸発量も多いので、
保水力を高める為に土の量を増やしてください。

鉢を少し大きめにして土をたっぷりと入れ、保水性を高めてあげましょう。

土

紫陽花は水持ち・水はけの良い土を好みます。

基本的にはご自身の使い慣れた土でOKですが、

それ以外でのおすすめは
「赤玉土小粒：腐葉土＝7：3」、もしくは

「赤玉土小粒：腐葉土＝5：5」
（より保水性が高まる）

の割合です。

ホームセンターや園芸店に紫陽花専用の培養土や
ピンクや青を咲かせる為の土が、すでに配合された状態で売っているのでそちらでもOKです。

水やり

鉢植えの場合は
土が乾いていたら適宜たっぷりとお水をあげましょう。

雨が降った際は安心してしまいがちですが、
アジサイは葉が大きいタイプが多く、葉が重なって雨が鉢内に入らない事もありますので、確認してあげると良いです。

肥料

開花後にエネルギーを補給する役目のあるお礼肥と

冬には、春に動き出す為のエネルギーを補ってあげる寒肥を施します。

それぞれ鉢の縁に置いてください。

鉢の置き場所

半日以上日が当たる場所に置いて下さい。

強すぎる日差しや西日は苦手なので、
午前中は日が当たり、それ以降は
日陰（もしくは明るい日陰）や木漏れ日の当たる場所に置いてあげましょう。

ダンスパーティーの剪定時期と方法

剪定時期

花後すぐの6月～7月（遅くとも8月上旬まで）に剪定してください。

剪定方法

基本は花下2-3節目の少し上を切ります。
今年花がつかなかった枝は、来年に咲きますので残してください。

どの位の高さや、どういう株の形にしたいか（ドーム状にしたいなど）をイメージして切って行きます。

大きくなりすぎたダンスパーティーを小さくしたい場合は強剪定を行います。

剪定の種類や方法について詳しく書いているので、こちらをご覧ください。

☆～【紫陽花の剪定方法】いつどこを切る？｜切る場所や適切な剪定時期がポイント！～☆

ダンスパーティーの植え替え時期と方法

植え替え時期

今年購入したダンスパーティーは開花後の6月-7月に植え替えて下さい。

2年目以降の株は11月～3月上旬に行います。（1～2年に一度）

植え替え方法

①紫陽花を剪定します。（今年購入した紫陽花の場合）

②一回り大きな鉢を用意し、鉢の中に土を1/4程入れておきます。 （素焼きや駄温鉢の場合鉢底ネットは不要）

③ダンスパーティーを鉢から抜き、 根を傷めないように土を少し落として鉢底の痛んだ根は切ります。

④ダンスパーティーを新しい鉢の真ん中に置き、その周りに土を入れていきます。 この時のポイントは、根鉢の周りに土が隙間が無くなるように 割りばしなど棒状のもので土を入れ込みます。

⑤鉢底から水が出る位たっぷりとお水をあげてください。

⑥マルチング剤を敷く 必須ではありませんが、マルチングしてあげると水分の蒸発を防いでくれます。

より詳しい植え替え方法を知りたい方はこちらをご覧ください

～☆紫陽花の植え替え方法｜適切な時期や土について！上手に育てるコツを解説☆～

冬越し

耐寒性もあるので、そこまで対策に気を使わなくても大丈夫です。

雪の積もる地域では、まれに折れる可能性もあるので、
雪が積もらない様な場所で管理してあげてください。

乾燥した風が当たる場合は、
軒下などの寒風が当たらない場所に鉢を移動してください。

【ダンスパーティー】地植えでの育て方

土

紫陽花は水持ち・水はけの良い土を好みます。

基本的にはご自身の使い慣れた土でOKですが、

それ以外でのおすすめは
「赤玉土小粒：庭土：腐葉土＝4:3:3」

庭土を使用しないなら
「赤玉土小粒：腐葉土＝5：5」

の割合です。

ホームセンターや園芸店に紫陽花専用の培養土や
ピンクや青を咲かせる為の土が、すでに配合された状態で売っているのでそちらでもOKです。

水やり

根付いていれば、雨のみで大丈夫です。

晴れが続いて葉っぱが下を向いてきたらたっぷりとお水をあげてください。

肥料

お礼肥と寒肥を施します。

お礼肥＝開花後にエネルギーを補給する役目
寒肥＝冬の間に、春に動き出す為のエネルギーを補う役目

植え付け場所

地植えは鉢植えと違い、一度植えると移動できないので
植え付ける前に以下の条件に合ってるか確認しましょう！

植え付け方法

鉢から庭に植え付ける場合は以下の手順で行います。

①紫陽花を剪定します。（今年購入した紫陽花の場合）

②鉢より大きな穴を掘ります。

③用意しておいた土を入れ、庭土と混ぜ合わせ、 根鉢がすっぽり入る大きさに穴を調節します。

④ダンスパーティーを鉢から抜き、 根を傷めないように土を少し落として鉢底の痛んだ根は切ります。

⑤ダンスパーティーを穴に置き、株本までしっかりと土を被せます。

⑤たっぷりとお水を上げてください。

⑥土を固定する 風でぐらつかない程度に上から踏み固めます。

⑥マルチング剤を敷く 必須ではありませんが、マルチングしてあげると水分の蒸発を防いでくれます。 （腐葉土やもみ殻など）

より詳しい植え替え方法を知りたい方はこちらをご覧ください

～☆紫陽花の植え替え方法｜適切な時期や土について！上手に育てるコツを解説☆～

冬越し

耐寒性もあるので、そこまで対策に気を使わなくても大丈夫です。

雪の積もる地域や、乾燥した風が当たる場所では
寒冷紗などで雪や乾燥から守ってあげてください。

（ガクアジサイはヤマアジサイに比べて枝が太く丈夫なのですが、
心配な方は対策されてください。）

ダンスパーティーの増やし方

種からも育てられますが、時間もかかるので、
頂いた紫陽花や自分で育てている紫陽花を挿し木で増やす方法が主です。

挿し木の適期

花後の5月下旬から7月です。

挿し木の方法

分かりやすい説明はこちら！詳しい挿し木の方法を図入りで解説しています。

～☆紫陽花の挿し木｜初心者でも簡単に出来る！増やし方から失敗例まで☆～

①剪定した枝を2～3節ずつに切り分けます。 ⇒一番上の花部分は使用しないので切り落とし、そこから2-3節ずつに切ります。

②切り分けた枝の上の葉以外を取る ⇒上の葉っぱのみ残して、他ついている葉っぱは全て取ります。 残った上の葉も半分にカットします。（水分の蒸発を防ぐため）

③枝の切り口を斜めにカットします。

④挿し穂を水につけます。（水揚げする）

⑤育苗ポットや鉢に土を入れ、水をたっぷりとかけておきます。

⑥割り箸などで枝を挿す穴をあける

⑦枝をさしていく

⑧根付いてきたら植え替えましょう。 ⇒約1か月～3か月程度で発根してきます！

ダンスパーティーの花言葉

和気あいあい・家族団欒・強い愛情

などです＾＾
家族や、これからご結婚される友人へのプレゼントにも最適ですよね♪

その他の紫陽花の花言葉を見る ☆【紫陽花の花言葉】種類別一覧表｜怖いだけでなく良い意味も沢山！知って楽しむ紫陽花の魅力

まとめ

1994年に誕生したダンスパーティーですが、今もなお愛されているロングセラーの紫陽花です。

ご自身で育ててみたりプレゼントにも！この機会に手に取られてみてはいかがでしょうか＾＾