紫陽花の植え替え方法|適切な時期や土について!上手に育てるコツを解説

ベランダやお庭を華やかに彩ってくれる紫陽花。
可愛いですよね^^
来年も綺麗に咲いて欲しい!
そのために出来る土づくりや剪定方法など、
紫陽花を上手く育てるコツを見ていきましょう♪

紫陽花を植え替える理由は?

理由は2つあります。

①根詰まりや根腐れを防ぐ為


購入してきた紫陽花は、
矮化剤(わいかざい)という
主に茎の成長を抑える薬が使われています。

そのままだと薬剤の効果が切れて
生育が通常に戻っていくので
鉢の中で根がぱんぱんに回ってしまいます。

鉢の限られたスペースの中では、
根が成長していくにつれてぶつかり合い根詰まりも起きやすくなるのです。

また、水やミネラルなど生育に必要な栄養分を吸い上げられなくなったりもします。

②株を大きく育てる為


植物は根が育つことで地上部も育っていきます。
根っこがしっかりと張ることで株も丈夫に育ち、
次回も花を沢山咲かせてくれます。

綺麗に咲き続けてもらうためにも時期が来たら
今より一回り大きい鉢に植え替えてあげましょう!

紫陽花の植え替えに適した時期は?

①今年購入した紫陽花

開花後の5月~7月に植え替えます。

あじさい本来の植え替え時期は「 葉が落ちる時期 」と言われており、
その理由としては
「株にストレスがかかりやすい夏の時期は植え替えにはあまり向かない季節だから」と言われています。

しかし今年購入した鉢植え紫陽花の場合
植え替えるメリットの方が多いので
花が終わったら剪定と共に植え替えてしまいましょう!

◎夏に植え替えをするメリット・デメリット◎

・デメリット
強い日差しや暑さで花芽や根が傷みやすいということ

・メリット
根詰まりを解消することで水分や養分を吸収しやすくなること
夏に心配な水切れを解消してくれること

夏の暑さに負けず元気に育ってもらいましょう♪

②1年以上前に購入した紫陽花

1~2年に一度、
11月~2月頃に植え替えを行います。

この時期はあじさいの休眠期に入る為、
夏より植え替えによるストレスが少ないと言われています。

1年以上前に購入した紫陽花植え替えをする時は
開花後に剪定し、この休眠期に植え替えをしてあげるとよいと思います(^^)

※寒冷地は3月上旬か、地方によっては花が咲き終わった後の方が紫陽花への負担が少ないケースもあるので、お住いの地域の気候や紫陽花の様子を見ながら植え替えを行っていきましょう^^

どちらも、お日様の出ている時がおすすめです♪

紫陽花の植え替えに必要な道具

1.鉢植えの場合
・土
・スコップ
・鉢
・鉢底ネット(・鉢底石)

2.地植えの場合 
・土
・ショベル

 ☆補足☆
どの鉢が良いのか悩んだら、駄温鉢がおすすめです。
素焼きより保水性がありプラスチック鉢より通気性があって根っこが呼吸しやすいので、
鉢選びで迷っている方には駄温鉢をおススメします!
その次は、駄温鉢より持ち運びも楽で落としても割れないプラスチック鉢が良いかと思います^^

紫陽花の植え替えに必要な土

あじさいは水が好きな植物ですが、排水性が悪いと根腐れを起こしてしまう原因にもなるので
水持ち・水はけの良い土をつくっていきます。

赤玉土小粒:腐葉土=7:3 もしくは

赤玉土小粒:腐葉土=5:5
(より保水性が高まります)

の割合で土を配合していくと良いです。

今はお店でも紫陽花専用の培養土や咲かせたい花の色に合わせた土も販売しているので
そちらでもOKです。

特に原種のあじさいは丈夫なお花なので、
あまり気にし過ぎなくても良いかと思います。

紫陽花の剪定方法


花の下から数えて2~3節目の、2㎝上位をハサミで切ります。

上から数えて2~3節目の葉の付け根を見てみると、脇芽が出ている箇所があります。
この脇芽ぎりぎりの位置で切ってしまうと
花が咲かない事があるので、少し上を切ってあげるのがコツです。

☆補足☆
剪定は必ずしも必要ではありませんが、
背丈を見栄えよくしたり花に沢山咲いてもらう為に剪定をします。

紫陽花の植え替え方法

①鉢植えから鉢植えの場合

1.紫陽花を剪定する

花下2-3節目少し上を切ります。

2.鉢に土を1/4程度入れる 

ひと回り大きい鉢に植え替えます。

素焼きの鉢や駄温鉢の場合、鉢底ネットのみでOKです。軽石等は必要ありません。
プラスチック鉢等は排水性を良くする為、軽石を敷いて土を入れます。

3.紫陽花を鉢の真ん中に置く

鉢から紫陽花を取り出したら、土を入れた新しい鉢の中央に紫陽花を置きます。
この時、根鉢がぎゅうぎゅうでなければ崩さず植え替えます。

※根鉢・・・土がついた根っこ

4.残りの土を入れる

残りの土を入れていきます。
根鉢に隙間がある場合は、割りばしや木の枝などの細長いもので間に土を入れてあげます。

の量は多い方が水持ちが良くなるので、
なるべく隙間なく入れていくこと
がポイントです。

5.水やり  

鉢の底からお水が出る位たっぷりとお水をあげましょう。

6.マルチング剤を敷く

仕上げに、土の上にマルチング剤(もみ殻・バークチップ・ヤシの実チップ・腐葉土など)
を敷いてあげると水分の蒸発を防いで土の湿度を適切に保ってくれるのでオススメです^^

 

②鉢植えから地植えの場合

1.紫陽花を剪定する   

花下2-3節目少し上を切ります。

2.穴を掘る       

鉢より大きな穴を掘ります。
そこに用意しておいた土を入れ、庭土と混ぜ合わせます

根鉢がすっぽり入る位に調整し紫陽花を入れ、株元までしっかり土を被せます

3.水やり

元気に成長してねという気持ちを込めて水やりをします^^

4.土を固定する     

風でぐらつかない程度に上から踏み固めます。
まだぐらぐらするようであれば、土を足して再度踏んで固定します。

5.マルチング剤を敷く  

仕上げに、土の上にマルチング剤(もみ殻やバークチップ・ヤシの実チップ・腐葉土など)
を敷いてあげると、水分の蒸発を防いで土の湿度を適切に保ってくれるのでオススメです。

ホームセンターに置いてありますが、筆者は草を刈ったものや落ち葉等で代用する時もあります。

地植えの場合は量がいるので、事前に落ち葉を集めておくのもよいかもですね!

肥料について

①肥料は何が良い?

開花後と、冬の時期の2回に分けて与えます。
一般的にあじさいには、油かす肥料や緩効性(かんこうせい)肥料がよく使用されます。

※緩効性肥料・・・効き目が緩やかで1~2か月効果が続くもの。固形油粕米ぬかなど

②肥料を施すタイミング

1.開花後

お礼肥と言って、花が咲いた後のエネルギーを補う役割があります。

※植え替えで切られた直後の根は弱っていて肥料まけを起こしやすいので
植え替えや植え付け後の株は、作業後10日-2週間位してから肥料を施してください。

2.冬時期(12月~2月)

寒肥といって、春に備え動き出す時のエネルギーを補う役割があります。

ちなみに筆者の実家では地植えであじさいを育てているのですが、
肥料を施すのは開花後に剪定をした後のみです。

綺麗な花を咲かせてくれて有難う!という気持ちで
有機肥料を枝が伸びている下数か所に施していますが、毎年キレイに咲いてくれています^^

紫陽花植え替え後の管理


植え替え後は1週間ほど明るい日陰で管理し、
その後日光の当たる場所へ移動してあげてください。

水やりは、様子を見て土が乾いていたらたっぷりと行うとよいでしょう。

また水切れのサインとして、
紫陽花の葉っぱが下を向くようになったらお水をたっぷりとあげてください。

まとめ


紫陽花は日本の気候や土壌に合っている花木です。

鉢植えの場合を除いて大抵の場合は放っておいても毎年咲いてくれますが、

植え替えや剪定といったお手入れをしてあげるとよりキレイに咲いてくれます。

楽しみながら、愛情込めてお手入れしていきましょう♪

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