紫陽花の切り花を長く楽しむポイント!ぐったりしおれたアジサイを復活させる方法

お庭で育った紫陽花やお花屋さんで購入してきた切り花。
せっかくお部屋に飾るなら、少しでも長くお花を楽しみたいですよね^^

今回は切り花を長持ちさせるポイントをご紹介します!

紫陽花の基本情報


紫陽花はアジサイ科アジサイ属に分類される日本原産の落葉低木です。
世界で人気だけに、現在では約3000種類以上の品種があると言われています。

開花時期5月―7月
花色白・青・紫・赤・ピンク等があります。
(土壌の性質によっても変化します)

水を好む植物で、水切れが苦手です。

お日様が好きで、適度な日光に当たると生育や花付きもよくなります
(※強すぎる日差しや西日には注意)

基本的に丈夫で育てやすい花木です。

紫陽花の切り花はどの位持つ?

紫陽花の切り花の持ちは大体1日~1週間以上です。

切り花にする花や枝葉の状態にもよりますが、
しっかりとお手入れすれば1週間は持ちます。

家で切ったものはすぐ水につけ
花屋さんで買う場合は花や枝葉の状態を見て
なるべくフレッシュなもの
を選びましょう!

紫陽花の切り花がぐったりとしおれる原因

紫陽花の切り花は他の花に比べて持ちが悪いと聞きますが、

水が花部分に到達する道のりが長い事
吸水する際、障害になるものが含まれやすいことなど

紫陽花の構造上しょうがないとも言えます。

地に根を張って咲いている時は問題ないですが
切り花にする際は水揚げの障害物となるものも残るので、

切ってそのまま水につけるだけでは、
上手く水を吸い上げられずにぐったりとしてしまいます。

ですので、長持ちしてもらう為にも
しっかりと水を吸い上げられる様に人の手でお手伝いしてあげましょう^^

紫陽花の切り花の手順とポイント

水揚げする

①新聞紙などで花部分を巻く

必須ではないですが、
このひと手間を加えた方が水分の蒸発を抑える事ができます。

花下の葉が付いている枝部分から、花の部分を
軽くしめらせた新聞やお好きなペーパーで包み、麻ひもやセロテープで固定します。

②紫陽花の葉を取る

紫陽花を花瓶に生ける際に水に浸かる葉はすべて取り除きます

紫陽花は葉からの水分蒸発量が多いですので
花下の葉のみを残す位で良いです。

③茎を斜めにカットする

切れ味の良いハサミやカッターなどで
斜めに切ります。

☆切る時のポイント☆

①斜めに切る角度を大きくすること
⇒水を吸い上げる面積を増やす為
②水切りする
⇒水切りとは、茎を水中でカットする方法の事です。
普通に空気中で切ると、カットした断面に空気が入り吸水の妨げになりやすいので水の中で切った方が良いとされます。水圧を利用したいので、なるべく深い所で行うと良いです。
③茎が木質化している部分があればそぎ落とす
⇒こうすることで見ずが吸い上げられやすくなります。

④ワタを取る

斜めにカットしたら中に白いものが出てきますが、
それが「ワタ」です。

見える範囲のワタを、刃先か爪楊枝などで取り除きます。
☆こちらもカットしたついでに水中で取りましょう。

⑤花瓶に生ける

ワタを取ったら水を入れた花瓶に入れます。

☆生ける時のポイント☆

深水にすること
⇒茎を水に深く漬けること
花瓶に水を多めに張りましょう。
茎が浅く水に浸かるより深く浸かっていた方が吸い上げが良くなります。

⑥新聞など巻いた紙を取る

2時間ほどしたら、巻いていた新聞などを取ってお好きな所に飾ってください。

飾る場所についてですが、より花を長持ちさせるなら
強い日差しが当たる場所より、明るい日陰になるような場所に飾ると良いです。

☆ここもポイント☆

新聞を取った後、葉からの水分の蒸発を防ぐため
霧吹きなどで葉裏に水をかけてあげてください^^

毎日の水替え時など、ついでにやりましょう♪

筆者は好きな場所に飾りたいのであまりこだわりません笑

紫陽花切り花の管理ポイント

お水は毎日替えてあげてください。
その際に茎も毎日少しずつ切り戻してあげてください。

切る事で断面が新鮮でいられるので
吸水しやすくなり花が長持ちします^^

切り戻していくと茎も短くなってくるので、併せて花瓶の大きさも変えてあげてください^^

ぐったりしおれた紫陽花を復活させる方法

紫陽花の切り花がぐったりしたら下記の作業を行ってみてください!

水揚げ

切り花にする際と同様、まずは水あげします。

手順は《紫陽花の切り花の手順とポイント》と同じです。

それでも数時間後ぐったりするようであれば、下記の作業もプラスで行ってみましょう。

湯あげ

湯あげとは、沸騰したお湯に茎の先端をつけることです。
切り口を殺菌消毒して、細菌が入るのを防ぐ効果もあります。

《やり方》

水を張ったボウルなどを用意しておきます。(お湯につけた後すぐに水につける為)

水分蒸発を防ぐのもありますが、熱湯から花や葉を保護する為に新聞紙などで包みます。

沸騰したお湯に茎の先端を20秒ほど付けます。

水を張ったボウル等に素早く漬けます。
⇒この時一気に水を吸い上げてくれます。

焼き揚げ

焼き揚げとは、火で茎をあぶる方法のことです。
茎を殺菌消毒し、細菌を防ぐ効果、
茎中にたまった空気を排出する効果があります。

《やり方》

①水を張ったボウルなどを用意しておきます。

②茎の先端(2cm-3cm)を真っ黒になるまであぶります。

③素早く茎を水に漬けます。

栄養剤

切り花をする際の栄養剤も販売されています。
栄養を与えるのもそうですが、水を清潔に保ってくれる効果もあるので、
毎日の水替えが難しいという方も上手く活用されてください。

お手元にない場合は、10円玉を入れるなどの代用方法もあります。

紫陽花の切り花を長持ちさせるポイントおさらい

《始める際》
紫陽花を軽く濡らした新聞紙などで包んでおく
《水揚げする際》
茎を大きく角度を付けて斜めに切る
水中で切る(水切り)
木質化していたら削ぐ
ワタを取る
深水にする
新聞を取ったら葉裏に霧吹きなどで水をかける
《毎日のお手入れの際》
毎日水を替えて清潔にする
毎日すこしずつ茎を切り戻す
水を替えるついでに葉裏に水をかける
《紫陽花を回復させる際》
水揚げ+湯あげ・焼きあげ・栄養剤

まとめ

切り花を長く楽しむ為にも、少し人の手を加えて上手に楽しんでいきましょう^^

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